昭和37年、西日本地区の大学に先駆け、産業経営研究所電子計算機室に電子計算機(OKITAC5090)を導入しました。

昭和44年9月1日、産業経営研究所電子計算機室は組織改革により計算センターとなり、昭和50年にCEC555Hを導入。昭和56年10月1日には情報処理センターと改称しました。

昭和57年、大型汎用計算機ACOS700Sが導入されると同時に情報処理センターは現在の中央会館に移り、本格的な情報教育・研究の中心となりました。さらに、平成元年9月に大型汎用計算機FACOM M-760/10を導入し、教育研究に大いに効果を上げました。しかし、その後著しい高度情報化社会の発展にともない、より一層高性能な計算機システムを望む声が一段と高まり、平成6年9月にSparcServer1000を主要サーバ とした計算機システムを導入しました。

このシステムは、従来の大型汎用機による一極集中システムに比べ、パソコンとワークステーションを高速なネットワークで接続した分散システムとなっていました。これにより、コスト・パフォーマンスの飛躍的な向上、インターネットの活用、マルチメディア情報への対応が実現されました。

また、このシステムの性能は、非常に小型ながら計算能力(約1000MIPS)、ファイル容量(70GB)、画像処理能力(100MIPS) など、従来の大型コンピュータをはるかに凌ぐ能力を持っていました。  また、平成7年11月には学内LAN【KIND】(注1)が稼働し、教育・研究における学内外ネットワークの利用効率の向上を図られました。

平成11年9月には、分散システムをさらにパワーアップし、よりマルチメディア対応となった総合教育研究情報ネットワークシステムが導入されました。

システムの特徴は、ギガビットの高速なネットワークに、600台を超えるパソコン群、400GBを超えるファイルサーバ、マルチメディア電子教材を管理するマルチメディアボックスサーバ、ビデオ・オン・デマンドサーバによる600台同時配信、マルチメディア電子教材制作のためのノンリニア・ビデオ・オーディオ編集やハイスペックCGシステムなど、あらゆる情報教育・研究に対応できるシステムが導入されました。

事務専用計算機としては、昭和63年9月にACOS430/70を導入し、入試部・教務部・学生部・財務部・就職部等の事務システムとして利用されてきました。

平成10年から11年にかけて、事務系ネットワークの敷設とともにクライアント・サーバ方式の新事務情報システム(RS6000エンタープライズサーバモデルH50)が導入されました。

平成15年4月1日より、総合情報基盤センターとして、新たに「教育の情報化」を推進する機能を盛り込んだ組織に改革しました。

平成16年より3ヵ年計画として、学術情報ネットワークKINDの更新をおこないました。主な特徴は、マルチメディア時代に対応した基幹線を10Gbps、支線を1Gbps、100Mbps化し、検疫システム、冗長化構成、不正侵入防御システム、SSL-VPNなどを整備し、高速でセキュリティの高いシステムを実現しました。

平成17年、事務系システムの学務サーバをP5 520にリプレイスしました。

平成18年4月に、ブレードサーバやNetAppFAS960を中心とした新教育研究システムが導入されました。ファイルサーバは16TB、50台を超えるサーバ群、730台のパソコンで構成されています。教室の垣根を取り払うアプリケーション配信サーバ、e-learningシステム、VODシステム、遠隔講義システム、簡易コンテンツ作成システム、コンテンツ編集システム、携帯電話連携システム、検疫システム、プリンタ枚数管理システム、障害者対応システム等多くの機能を有していました。

平成20年9月、平成18年12月から開発を始めた学生教育支援・事務情報システム(ケーズライフ)のサービスを開始しました。サーバにはHP BladeServerを導入しました。

平成23年4月、新教育研究システム【ARMO】(注2)のサービスを開始しました。ARMOは、サーバ仮想化により40台以上のサーバを7台に集約するとともに、ネットブート式シンクライアント、仮想デスクトップ、アプリケーション配信、e-Learning、検疫無線LAN、SSL-VPN、侵入防止システム(IPS)、VRFコアスイッチ、ホスティングサーバなどの最新の技術で、利用者視点にたったシステム構築をおこない、より利用し易いシステムとなっています。

平成25年8月、学生教育支援・事務情報システム(K'sLife)のシステム更新およびソフトウェアバージョンアップをおこないました。K'sLife 2ndからスマートフォンに対応しました。本センター所管パソコン教室も一般教室同様、ICカードリーダによる出席登録に対応しました。

平成27年4月、学術情報ネットワーク(KIND3)の運用を開始しました。前回(平成16年)に3ヶ年計画で実施した更新を今回は1年(平成26年)で実施しました。

平成28年4月、新教育研究システム【ARMO Duo】のサービスを開始しました。ARMO Duoでは、基幹ブレードサーバとSSDを搭載した仮想化専用ストレージ、ファイルサーバ専用ストレージ等を導入し、各種システム及びサービスの高速処理を実現しています。また、これらのシステムを十分に利用できる1200台のPCを配備しています。特にICTを最大限に活用した教育の実践、研究に資する、使い易く安心・安全な次の4つのICT環境の整備を行いました。
1.総合的情報環境の整備
 オフィスソフト及びクリエイティブソフトの包括ライセンス契約、語学教育研究センターPC教室の統合、仮想デスクトップインフラストラクチャ導入等
2.教育支援環境とKSU基盤教育支援環境の整備
 学生電子メールのアウトソース、教職員電子メールの増強及びセカンドメール提供、オンラインストレージ及びプライベートオンラインストレージ導入、自動貸出ロッカーによる貸出タブレットPC及びノートPC配備、電子黒板の導入、フルデジタル対応授業支援システム導入、授業収録システム導入、クラウドプリント導入等
3.研究活動支援環境の整備
 最大150サーバ対応プライベートクラウド環境等
4.セキュリティ環境及び災害対策環境の整備
 多要素認証システム導入、ウイルス対策ソフト導入、遠隔地データバックアップの実施、災害時対応Webサイト構築等
 ※ARMO Duo導入事例(外部サイトへリンク)

平成29年4月、本学の教育・研究・事務・経営の分野におけるICT環境の有効活用を目的として、文教システムに係る他大学との意見交換、情報収集及び事務職員のICT研修に活用するため、私立大学キャンパスシステム研究会(外部サイトへリンク)に入会しました。

  

(注1)【KIND】カインドと読み、人にやさしく親切で、誰でも利用できるネットワークと言う意味を込めて名付けられました。 (Kyushu Sangyo University Information Network Data Highway System)

(注2)【ARMO】アルモと読み、新教育研究システムの愛称アルモ(ARMO)は、ラテン語で「いろいろな技術や能力を身につけている」という意味をあらわす言葉の一部(造語)です。学生たちが、ARMOのIT技術をひとつのツールとして活用し、さまざまな技術や能力、3つのチカラ「考えるチカラ」「支えるチカラ」「伝えるチカラ」を身につけ、将来、社会で活躍できるよう、教育や研究をITでサポートすることができるトータルシステムを目指しています。ARMOのロゴはSEED(種)をモチーフとして、未来につながる希望の道をラインで表現し、先端で交わることで絆を表現しています。