概要
総合情報基盤センターでは、全学的な情報基盤となる以下の基幹システムを管理・運用しています。
教育研究システム:armo(アルモ)
教育研究システムの愛称アルモ(armo)は、ラテン語で「いろいろな技術や能力を身につけている」という意味をあらわす言葉の一部(造語)です。
学生のみなさんが、armoのICT技術をひとつのツールとして活用し、さまざま技術や能力を身につけ、将来、社会で活躍できるよう、教育や研究をICTでサポートすることができるトータルシステムを目指しています。
1.総合的情報環境
- Office365ProPlus包括契約による全学的オフィスソフトウェア環境の統一
- AdobeETLA包括契約による全学的クリエイティブソフトウェア環境の統一
- ウイルス対策ソフト包括契約(学生、教職員)によるキャンパスシステムのセキュリティ向上
- 語学教育研究センターPC教室やキャリア支援センター、図書館のPC環境統合による利便性の向上
- いつでもどこでも授業ができるバーチャル教室の導入
- PC教室の利用状況がすぐに分かる情報掲示端末(クラスビュー)の継続導入
2.教育支援環境
- 学生、教職員電子メールのクラウド利用(Office365)による高機能化
- 1TB大容量クラウドオンラインストレージ(OneDrive)
- 学外者とも共有可能なプライベートクラウドオンラインストレージ(Proself)
- いつでもどこでも印刷可能なクラウドプリント(PaperCut)
- 自動貸出ロッカーによるノートPC貸出(Windows/Mac)
- 教職員用貸出ノートPCの増強(Windows/Mac)
- ICTを活用した多様な学びを可能にするICTLABの新設
- 動画やICTコンテンツの制作ができるワークスペースの新設
- フルデジタル対応授業支援システム導入
- 常設型授業収録システムの導入(パソコン教室1・パソコン演習室1・OA教室3)
- シングルサインオンシステム(教育研究システム・K'sLife)
3.研究支援環境
- 最大150サーバ対応プライベートクラウド環境
- SSD搭載仮想環境専用超高速大容量ストレージ
4.基幹インフラ、セキュリティ環境及び災害対策
- シンプルな運用、高い拡張性を持つHCI(ハイパーコンバージドインフラ)の導入
- データセンターによる24時間365日運用
- 多要素認証システムの導入
- ディザスタリカバリ・バックアップの実施(遠隔地バックアップ)
- 災害時対応Webサイト構築
学生教育支援・事務情報システム:K'sLife(ケーズライフ)
学生生活において必要な情報にWebでリアルタイムにアクセス及び入手できるシステム。
また、学内のシステムの情報をK'sLifeに統合連携することで、教職員に学生一人ひとりの情報が共有され、学生の立場に立った、きめ細やかな教育支援を可能にした多機能システムです。
1.K'sLifeの主な機能
- 連絡通知、イベントスケジュール
- 履修登録
- 出欠管理(ICカードリーダ・Web出席)
- 成績確認、単位修得確認
- 小テスト、アンケート
- スマートフォン対応 ほか
2.K'sLife統合連携サービス
- eポートフォリオ
- 就職支援システム
- 学生カルテ
- 統合データベース
3.保護者用K'sLife
- 履修状況、出欠状況確認
- 連絡通知、イベントスケジュール
学術情報ネットワーク:KIND(カインド)
KIND(Kyushu Sangyo University Information Network Data Highway System)は、本学の教育と学術研究を支えるための学術情報ネットワークで、「情報セキュリティの高度化」「事務処理の効率化」等の推進を目的とした情報基盤です。
1.大容量、高速ネットワーク
- 20Gbpsの基幹ネットワークによる高速データ通信
- 1Gbpsの全学情報コンセント整備による利便性の向上
- 全学情報コンセントのDHCP化による利便性の向上
- 教育系と業務系ネットワークの物理的統合による回線構築および運用管理の効率化
- ネットワーク仮想化技術による論理構成の柔軟化と実験用ネットワークの構築
2.高信頼、高可用
- 装置内冗長化されたフォールト・トレラント・スイッチによる信頼性の向上
- ループ検知機能などによる安全管理の強化と運用管理の効率化
- ネットワーク性能監視システムによる障害の予知および早期発見
- タイムサーバ(GPS)による全システムの時間同期
3.インターネット接続
- 40Gbpsの光ファイバ専用線にてSINETに接続
4.セキュリティの強化
- レイヤ7ファイアウォール装置よるサイバー攻撃防御
- ウェブアプリケーションファイアウォール装置によるサイバー攻撃防御
- サブゲート型セキュリティスイッチによるWi-Fiネットワークのオートセキュリティ
- KIND VPNによる学内システムの安全利用
5.KIND Wi-Fi
- 802.11ac対応Wi-Fiネットワーク(キャンパス全域、無線AP730台以上)
- 学会等学内来訪者へのゲスト利用環境の提供
- 国際無線LANローミング基盤(eduroam)参加
6.クラウド連携
- 全学統合認証システムによるクラウドシステム連携支援
- 学認(学術認証フェデレーション)参加